私の中で「ここに行くと元気になれる」ブログと位置づけられている、はるさめさんのはるさめのひとりごと。「大橋下面」についてのエントリーがありました。
先日この映画に触れられたとき、ちょうど中国語仲間とこの映画の話をしたばかりで、ものすごく見たくなって「当当网」で注文しちゃいました。まだ届かないんですが、早く見たいです!
はるさめさんにとって、この映画は「自分の中国語の変遷がわかる」作品なんだそうですが、私にも似たような映像作品があります。映画ではなく、テレビ番組。NHKスペシャル「中国~12億人の改革開放~」です。12億ってところですでに時代を感じますね。
最初に見たときの衝撃は忘れられません。まだ中国語を勉強しかけているという頃で、一気に中国の渦に飲み込まれてしまいました。当時は中国の最新事情を伝える「China Now」という番組もありましたっけ。中国が巨大なエネルギーを放って、世界中をひきつけはじめた時代だったと思ったりします。
「中国~12億人の改革開放~」は再放送のときにビデオに撮って、今でもときどき見ることがあります。あれから20年たったんですが、都会を描いた回(広州とか)を見ると中国の変化の大きさにびっくりしますが、農村を描いた回(黄土高原とか)は逆にあまりの変わらなさにびっくりします。いや、もちろん変化はしていると思うんですけど、変化のスピードが違いすぎます。黄土高原の回の、おばあさんが歌うシーンは今でも号泣です。
それからこの番組、テーマ曲がいいんですよねえ。ゲーム音楽などでとても有名な菅野よう子さんの作品で、あの頃の中国のエネルギーを端的に表してました。この曲聞くと、タイトルバックに出てた、軍服きて敬礼してた男の子の顔をはっきり思い出します。あの子ももう中年のおっさんになっただろうなあ。はっっ……。すっかり自分の世界に入っちゃいました。
NHKはその後も「激流中国」シリーズや単発ドキュメンタリーで中国を伝えてるんですが、ターニングポイントになった時代と言える、90年代初めのこの作品はちょっと特別だなと思います。
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コメント
cowleyさん、こんばんは~。ご紹介いただきありがとうございます!
《大橋下面》を初めて見たのは高校生の時です。中国といえば社会で習った人民公社と上野動物園のパンダくらいしか知らなかった。。。文化大革命なんて言葉も全く知らなかったのに、なぜかこの映画には大感動してしまいました。中国について知識ゼロの者をも引き付けるこの映画のパワー。今考えるとすごいです。監督さんの並々ならぬパッションを感じてしまいます。
はるさめさん、いらっしゃいませ!
高校生でそういう映画に出会ったなんて、うらやましいです。若い頃は心も柔らかいので、ほんとに素直にいいものを見つけられますよね。
もうそろそろDVDが届くころかと思うので、ワクワクしています。