日中国交正常化 – 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦 (中公新書) (日本語)
服部 龍二 (著)
服部 龍二 (著)
飛行機に乗る前に買った1冊。おもしろくて、一気に読みました。
今の日本にとって中国と国交がないなんて考えられないことだけど、当時は綱渡りでの正常化だったことがよくわかります。1972年に国交正常化がなされなくても、その後どこかでされていただろう…と思うのですが、もっと違った形になっていたでしょう。
よく言われることだけど、田中角栄という人は負の面も大きかったけど「政治家」というにふさわしい人であったことも間違いない。今の政治家はほんとに……。でもこれは日本に限ったことではなく、かの国でも同じなんじゃないだろうか。周恩来の毅然とした迫力に圧倒されました。あの頃の中国はたとえて言えば、芽吹いたばかりの少年のよう。今はなんだか若年寄みたいな感じがしちゃいますね。
もう1つ印象的だったのは、国交正常化が政治家と官僚の壁とか、党派の壁とかを越えてなされたことだったということ。立場が違っても日本という国のためを考えるという点ではみんな一致していた。それが40年たってみると、被災者も原発の被害もそっちのけで政治ゲームですか、ああ、そうですか。
久しぶりに新書らしい新書を読みました。週刊誌のネタのようにスカスカなものをもってきて「新書」とか言って800円900円とるなんて…ということが多かったので、非常に満足です。
ちなみに、行きの飛行機で読んだのはこちら。
Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2011年 06/01号 [雑誌]
阪急コミュニケーションズ
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