以前にも書きましたが、4月からあるところでフルタイム勤務することになりました。
自由な時間が減るなあ…とも思いますが、逆に言えば、「できれば少しでも前倒しで翻訳を終わらせたい」といつも頭のどこかで考えていて、結局常時仕事モードという状態からは解放されます。勤務以外の時間は全部自由時間ということですよね。
そう考えると、これまでなんとなく中途半端にやっていた勉強にきちんと取り組むことができそうです。
まず中国語。今はNHKの講座を、ちょっと遅れ気味ですが、録音を利用して続けています。
先日も書きましたが、4月からNHKラジオ中国語講座が変わります。「週に2日は応用編かな?」というかすかな期待は裏切られ、入門編オンリーです。もしかしたら10月以降の後期が応用編かもしれませんが、とりあえず4月からは聴きません。
この講座を聴き終わったら、今、自分の中で「通訳」が来てるんで、昔買った通訳訓練教材でもやろうかなと思ってます。
さて、それとは別に。
実は大学時代、ドイツ語を勉強していました。ドイツ語自体は好きだったんですが、ドイツという国や文化と純ジャパの私とはあまりにも遠く離れていて、語学をキャリアに生かすなどという考えはみじんも浮かばず、卒業と同時にやめてしまいました。
ところが先日、大学の仲間たちと(ドイツ語の)先生のお宅へ遊びに行くチャンスがあったんです。
先生はマイセンの食器や人形をコレクションされているんですが、私たちが遊びに行ったことをとてもとても喜んでくださって、帰り際に「コレクションから1人1つずつ、好きなのを持って行っていいよ」と!
カップとソーサーを選ぶ人もあり、私は迷ったんですが、人形を選びました。春を表現しているのかな、柔らかくて優しくて気に入ったので。
それを部屋に飾ってながめているうちに、ふと「ドイツ語やってみようかな」と思ってしまったんです。もう今ならキャリアに結びつくとか、ドイツとのつながりとか考えなくていい。上達する必要もない。遊びで、楽しみでいい。
思いついたのでネットでドイツ語についてちょっと調べてみました。
「若い頃に身体を使って覚えたものは忘れない」というのが私の持論なんですが、若い頃に身体を使ってやったので発音の基礎は今でも覚えていたし、ドイツ語のアルファベットも読めました。第1段階はこれでほぼクリアです。
中国語をゴリゴリやったおかげで、自分が文法好きということがわかっているので、ドイツ語のがっちりした文法体系を勉強し直すのは楽しそうです。
そこまでいけばあとは単語と実践で、多少はできるようになるかなと思いますが、語学はガーッと時間とエネルギーを注いでスタートダッシュをかけないとダメだということもわかっているので、これは「如意算盘」でしょう(くそーここで中国語しか出てこない…せっかくならドイツ語で言いたいものだ…)。
NHKのラジオ講座も聴き始めると負担になりそうだなあ。でもせっかく始まるところだから聴こうか、せいぜいテレビにしておくか。あるいは、薄いテキストで気が向いた時にやるくらいがいいか。続かなくなったらやめてもかまわないけど、先生からもらった人形に見守られると、続けられるかもしれない……。
新しいことを始めようとあれこれ考えるのは楽しいです。先生の人形が春を連れてきたのでしょう。
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