尼僧とキューピッドの弓

こんな本読んだ
修道院といえば厳格なカトリックのものしかないと思っていたので、「自由すぎる」プロテスタントの修道院に面食らった。高齢になった独身女性による付かず離れずの共同生活がちょっと話題になったことがあって、それに近いなあと思う。信仰は集まるための口実であって、ひとりは不安で寂しいけど、誰かと暮らすのはしんどい、という一人に慣れた高齢女性にとってはきっと快適だろう。
私は第二部の方が面白かった。相手の男はまったくいい男に見えないのだが、それでもはまるってのは女だからなのかな。いずれにしても、女おんなした小説だった。

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました