余命一年、男をかう

こんな本読んだ
さらっと読めてしまった。
設定は抜群にいい。至極真っ当な瀬名のキャラもいい。
しかし唯はヤバい。瀬名の言うとおり、ヤバい。異常な倹約主義。余命告知を受けてからの矛盾だらけの行動。実家との関係。
唯は自分自身のこのちぐはぐさをどうにかしようとしてもがいて生きている。声をかけてきた瀬名を抵抗なく受け入れたのは、救いあげてくれる人だと本能で察知したからじゃないかとさえ思う。
物語の殊勲賞は生山課長、敢闘賞はともみさんにあげたい。反対に、キルト、オムライスといった小道具は、もっと本筋で活躍するかと思ったので残念賞。

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