ソロモンの偽証 第Ⅰ部 事件

こんな本読んだ
ストーリーのおもしろさはもとより、人物の描写がすばらしい。
自分は普段は、大人の分別とずるさを持っている大人の仲間だし、それを肯定的に受け入れてもいる。親や先生や警察やTVのやること、言うことを読んで「しかたないよね」と思う側の人間だ。
しかし読みながら子どもたちの純粋さに圧倒された。どの子も(病んでいる子、悪いことをした子であっても)、不思議と純粋だと感じる。
社会のルール、いまの世界に対して純粋なのではなく、自分に対して純粋なのだ。それが若いということなのだと思う。
その純粋さを武器にして事件に立ち向かう。続きが楽しみだ。

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