すごい参考書を手に入れました

近くにブックオフがあります。図書館よりだんぜん近いので、ついつい行ってしまいます。ネットで本を買うのも悪くはないけど、「こんな本があるんだ」という思いがけない発見は、実際に本がたくさんある場所でないとできません。

今日も買い物ついでに寄ったんですが、すごい参考書を手に入れてしまいました。

樺島忠夫 (著), 井筒雅風 (著)

要するに、高校の国語の参考書です。「古典編」「現代文編」「漢文編」「国語表現編」に分かれ、それぞれの時代背景、有名な文学作品、作家、日本語…などなどについて、網羅的に解説している本です。

といっても、決して浅くありません。漢詩の項では、しばしばスルーされてしまう平仄についても(簡単ですが)ちゃんと説明されています。

全ページカラー。たとえば「枕草子」のすさまじきものやうつくしきものの絵だとか、「こころ」で先生が歩いた本郷のルートだとか、五丈原や赤壁の写真だとか、いろんなものが図解で載っています。言葉だけ、上っ面だけでなく、書かれているものを現実のものとして見ることができます。

以前、『翻訳地獄へようこそ』という本を読んだときに「The London Encyclopaedia」という本が紹介されていたのですが、これも日本語日本文学について、同じように使えるかもしれません。

願わくば、中国語でこういう本があったらなあ。でも、この本の「漢文編」だけでもかなり参考になりそうですし、ぱらぱら見るだけでもおもしろそうです。

 

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