最近の受注状況

コロナウイルス、なかなか収束が見えてきませんね。仕事は激減しましたが、ゼロにはなっていません。ありがたいことです。

この2か月ほどの受注を見ると、中国・台湾のエージェントからの仕事がほとんどです。ソースクライアントに至っては、日本企業はほぼゼロ。本当に日本経済はストップしているのかな…と思わされます。

もしかしたら、日本はまだまだ顔を合わせないで仕事を進めていくのに慣れていなくて、滞っているのかもしれません。

去年は夏からすごく忙しかったのですが、あんなに毎日毎日大量にあった案件がゼロになるって、誰が想像したでしょう。しょうがないやと思う反面、そんなに簡単にコロナにやられちゃうのという、残念なような、悔しいような思いもあります。

何もかもオンラインにするのがいいとは思いませんが、中国はオンラインで仕事をするのに慣れていますから、ウイルスの拡大がある程度収まったら、動き出しも早いのかもしれませんね。

うう…愚痴になってしまった。

仕事がなければないで、やりたいことはありますが、それでも依頼のメールが来ると嬉しいですね。今日もちょっとまとまった案件が来ました。明日から頑張ります。

 

ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~

ビブリアは気に入って欠かさず読んでいたので、シリーズ再始動という新聞広告を見て、すぐに買いに行った。
巻が進むごとに謎が深まる前シリーズと比べると、軽いジャブのような感じで、さらっと読了。
横溝正史はほとんど読んだことがない。死体、旧家、じめじめとかび臭いイメージがどうも好きになれないので。でもそのイメージを持ってるだけで、本作は楽しめます。
ところで、扉子ちゃんを栞子さんの分身と位置づければ、大輔くんに当たる相棒が必要。圭ちゃんがそうなるのかな…。とすると、恋愛要素はなしですね。

著者 : 吉田修一
文藝春秋
発売日 : 2015-05-08
うーん。台湾新幹線を絡める必要があったのか、疑問。台湾と日本とのつながりを強調したかったのかもしれないけど、それは人と人のつながりで示せばよくて、ほかの仕事であっても全然よかったんじゃないかな。
台湾新幹線に惑わされて人間関係とか、登場人物の魅力とかが浮かび上がってこない気がした。特に前半は人物が込み入りすぎてわかりにくかったし。
後半になってやっと見えてきたという感じ。嘘っぽい主人公2人のつながりよりも、勝一郎と中野のつながりに心を惹かれて、中野の最後の言葉は、心に迫るものがあった。私も年とったかな。

パワーポイントの翻訳はストレスフル

最近、企画書の翻訳を立て続けにやりました。これ、嬉しい仕事ではありません。

パワーポイントって、ワードの文書を訳してべたっと打っていくのとは違い、いちいち編集しなきゃなりません。なぜか、編集料金も当たり前のように翻訳料に含まれています。

テキストボックスを1つ1つつかまえて、訳を入力して、たいていは元の文字数より多くなるのでテキストボックスの大きさや位置や文字の大きさを調整し、日本語のフォントに直し…というのをやっていきます。

さらに図があれば、新しくテキストボックスを作って訳を入れ、上にかぶせて下にある中国語を見えないようにしていきます。これもすごい手間。

あと、中国人の作るパワーポイントって色やデザインがすごいんですよね。各ページで色の設定が違うとか、濃い緑のバックに真っ赤な文字とか。いちいちそれに色を合わせなきゃなりません。

企画書の場合、まとまった文章ではなくて箇条書きのようにバラバラなので、その都度どういう意味で書かれているのかを考えなきゃなりません。とつぜん見たことのない単語だけが1行書かれていたりすると、その単語1つを調べるのに1時間くらいかかったり。文書全体は同じ文字数でも、ワードの3倍くらい手間がかかる気がします。

それに今回の企画書は、調べてもわからない単語がちりばめられていました。俗に言う「イケてる」業界で最近使われているトレンディな単語なんでしょうね。日本のビジネス界でカタカナ連発、というのと同じ感覚だという気がします。

漢字なのでばくぜんと意味はわかるんですが、日本語でなんていうかわかりません。「イケてる」カタカナの用語を当てた方がいいのかもしれないし。その業界にいればすぐにわかるんでしょうけど。

そんなわけで、すごくストレスのたまる仕事でした。

 

通訳翻訳フォーラム2020が開催されます

日本会議通訳者協会が8月にオンラインでフォーラムを開きます。

この協会、「会議通訳者」とついているので縁がない気がしていたのですが、今回のフォーラムの内容を見ると中国語通訳や翻訳についての話題もあり、広く通訳・翻訳全般が取り上げられています。

オンサイトのフォーラムだと敷居が高くて、たぶん行かなかったと思いますが、オンラインならば参加しやすい。さっそく申し込みました。6月20日までなら早期割引があります。

顔を合わせなければできないことがあって、顔を合わせるメリットってあると思いますが、オンラインにもオンラインなりのメリットがあります。それを一番享受するのは私のような通訳・翻訳業界の末端にいる人間や、地方の人。私も地方にいたのでわかります。地方からの参加者、きっと多いと思う。

今後もずっと、とは言いませんが、ときどきオンラインでやっていただけるとありがたいです。